以前、わたしはキャッチャーをやっていたことを書いた(☞コチラ)が、
自分がピッチャーをするときは、キャッチャーの気持ちがよくわかるから、投げづらいなぁと思います。
ワンバウンドを投げてしまった時は本当に申し訳なく
ストライクゾーンに投球できない時も、(ああー!!ごめん…!)と心の中で平謝りしています。
キャッチャーはそういう時、”頼むからストライクに入れてくれ…!”と思っていて、その気持ちが痛いほど分かるから。
だから、そんなことは何も思わず、投げ切ることの出来るメンタルをもっている人が
ピッチャーに向いていると思います。
ピッチャーの仕事
まず何と言っても、試合の流れを作る人ですよね。ピッチャーとは。
もともとは、こまできっちり分業していなかったと思うんですが
最近では、①先発ピッチャー(スターター)、②中継ぎ(リリーフ)、③抑え(ストッパー/クローザー)と、交代しながら試合を展開していくチームも多くなりました。
ちょっとここで、去年のWBCを振り返ると。。
先発の今永投手(以下、敬称略)から、戸郷→高橋宏斗→伊藤大海→大勢、8回にはダルビッシュ、そして最後のクローザーに大谷と、7人の投手で繋ぎアメリカに勝ちましたね!!
もう今思い出すだけでも、ゾクゾクする試合でした。。
話は戻り…
打者に投球して、失点を最小限に抑えるという役割もあります。
このため①②③のようにピッチャーを交代しながらチーム独自の戦術で勝負するというふうにも考えられますね。
ちなみに②中継ぎ投手には、3パターンあって…
・セットアッパー:抑えて繋ぐ
・ワンポイント:特定条件下でのみ登板
・ロングリリーフ:敗戦処理
このように細かく登板するピッチャーもいます。
他には、牽制球を投げて盗塁を防いだり、9人目の野手として守備を担うことも大事な役割です。
ピッチャーに必要なもの。
その1. 体力
やはりあれだけの投球をするためには、体力が必要です。
そして投げるためには下半身が大事なので、ピッチャーは日頃からよく走り込みをして、
下半身強化に励んでいます。
その2. コントロール力
まずはストライクが入らないと試合になりません。
また、ストレート(直球)だけでなく変化球も必要ですよね。
人間は機械ではないので、少しでも投球フォームが変わったり、ボールを離す位置がズレたりすると
ストライクゾーンに投げられません。
どっしり構えた下半身から、繊細な腕・手・指の使い方…
同じ投球フォームで投げれなれるように、フォームを固めること。
自分のイメージした通りにボールを投げられるようになること。
プロの世界だと、ボール1個分、いや、半分の違いで、大きな差が生じます。
なんだか、こうやって色んなことを想像していくと、芸術のようですね。。
そういう意味でも、ピッチャーは本当に難しいポジションだと思います。
その3. 精神力
ピンチのときに投球することはとても緊張するし、怖い。
だからわたしは、松坂投手のようにセルフトーク(自己対話)をしています。
例えば、「自分ならできる」とか「今日は調子がいいぞ」、「まず1球、大丈夫」とかポジティブな言葉を心の中で自分に掛けます。
そうすることによって、自分の気持ちを落ち着かせたり、自分を励ましたり、冷静さを保ったり、集中力を高めたりすることに繋がります。
いかにいつも通りプレーできるかが大切で、パフォーマンスの向上に役立てることができるんです!!
この強い精神力がなければ、ピッチャーとしてマウンドに立ち続けることは厳しいでしょう。。。
ピッチャーの性格
わたしの経験上、ピッチャーはマイペースな性格の人が多いような気がします。
そして、表現はあまり良くないですが、自己中心的だとも思います。
あまり言われることはないのですが、団体種目の選手に似つかわしくないため、個人種目の選手のようにも感じたり。。
まあ、逆にいえば
それだけピッチャーは、一人であのマウンドに立ち(仲間はほとんど見えない)
調子が悪い時も、自からは逃げ出せない。
特にメンタルが不調であればあるほど、辛い。
自分の投球次第で、試合の勝敗が直に関わる。
逃げたい気持ちや辛い気持ち、焦り、不安などなど
ネガティブになってしまいそうな気持ちを、ぐっと抑えて
あのマウンドに立つのであれば、マイペースだったり自己中心的でなければ
なかなかやっていけないと思う。。
だからこそ、そういう性格の選手がピッチャーに起用されるんだと思います。
イップスに陥ることもある。
花形でもあり、やっぱり最も注目されるポジション=ピッチャーと言っても過言ではないと思います。
試合を作る役割もあり、ピッチャー次第で勝ち負けが決まることも十分あり得ます。
そうなると、どうしてもイップスに陥り、投球コントロールが乱れたり、自分の投球フォームや感覚を突然忘れたり、うまく送球できなかったりし易いです。
ピッチャー経験のある人だったら、そう珍しいことではないと思います。
そこにはやはり、技術面だけでなく、心理的な面が大きく関わっていると考えられますね。
周りの期待、勝ちに対するプレッシャー、相手チームからの反応(ストレス)などなど…。
イップスの症状は人それぞれですが、克服するには技術面と心理面の双方からアプローチしていかないといけないでしょう。
まあ、少し想像しただけでも、大変なことですね。
まとめ
<ピッチャーの役割>
・試合の流れを作る
・打者に投球して、失点を最小限に抑える
・牽制球を投げて、盗塁を防ぐ
・9人目の野手として、守備を担う
また具体的には、①先発ピッチャー(スターター)、②中継ぎ(リリーフ)、③抑え(ストッパー/クローザー)というそれぞれの役割で登板し、試合を展開していく。
<ピッチャーに必要な3要素>
体力、コントロール力、精神力は欠かせません!
<ピッチャーの性格>
マイペースで自己中心的な人が多い。
最後に。
とても注目されるポジションで、プレッシャーも大きいため、イップスに陥ることもある。
こんな人がピッチャー(投手)です。
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