前回はイギリス起源説についてお伝えしましたね。
今回は、アメリカが野球のはじまりではないか?と考えられている説について
掘り下げていきましょう。
“野球=アメリカ発祥”のような気がしていたわたしですが
前回のイギリス起源説と比較して、色々な発見がありました。
知らなかったことを知るのは、なかなか面白いですね!
アメリカ起源説
野球の起源は、アメリカにおいても確かな起源を追求することが難しい部分があります。
アメリカでは、野球が19世紀に発展を遂げたとされ、その歴史は他の球技や、イギリスの「クリケット」や「ラウンダーズ」といったゲームの影響を受けたと考えられています。
そのほか、特にアメリカの作家アレクサンダー・カートライトが「ナイン・イン・フィールド」や「ベースボールの規則」を定めたことが、野球の近代化に大きな影響を与えたとされています。
アメリカでは、野球は単なる娯楽としてではなく、社会的な活動として広がり、やがてメジャーリーグなどのプロスポーツへと発展しました。
特にニューヨークを中心に、多くの都市で野球が人気を博していきました。
※アメリカの歴史の中で「アビナー・ドクター」と呼ばれる人物が、野球を発明したとされる説もありますが、これは後の歴史家によって疑問視されています。
野球の父:アレクサンダー・カートライト
アレクサンダー・カートライトは、野球のルールやポジションの確立に大きな影響を与えた人物として知られています。彼は、現代の野球における多くの基本的なルールの導入に関与しており、その業績により「野球の父」とも呼ばれることがあります。
<基本的なルールとは・・>
9イニング制
アウトフィールドの境界線
3ストライク制
9人制チーム
ベースランニングにおける規定 など
娯楽から社会的な活動:プロスポーツへの発展
19世紀半ばに野球が急速に普及し、やがて「ナショナル・パスタイム(国民的な娯楽)」としての地位を確立しました。その際、1869年には「シンシナティ・レッドストッキングス」というプロ野球チームが誕生し、これが公式なプロフェッショナルリーグの始まりとなります。
さらに、野球のルールを体系化したのが「アメリカ野球協会」などの組織で、これにより競技のルールや形式が確立され、野球の全国的な人気を後押ししました。
その後、アメリカ野球協会(後のメジャーリーグベースボール、MLB)は、世界で最も有名で影響力のあるプロスポーツリーグとなり、野球はアメリカのみならず世界中で親しまれるスポーツとなりました。
まとめ
野球の起源は、アメリカにおいて非常に多くの影響を受けたゲームがあるが、その中でも16世紀に
イギリスで発祥した『ラウンダーズ』の影響を強く受けている。
19世紀の半ばからは、娯楽から社会的活動としてニューヨークを中心に広まった。
プロ野球チームの誕生、アメリカ野球協会(後のメジャーリーグベースボール、MLB)の設立によりルールや形式が確立された。
それが『ラウンダーズ』とは異なるスポーツ『baseball(野球)』として世界中で親しまれるようになった。
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