【雑学】プロ野球で知っておきたい一軍と二軍の違い

野球

春季キャンプも中盤になってきた頃ですね。

プロ野球には、1軍、2軍、育成とあります。

《育成》はドラフト会議の時なんかによく耳にすると思いますが、2軍は何をしているのかな?と

ちょっとぼんやりしていませんか?

 

今回はそんなプロ野球の1軍2軍の違いについて注目していきます。

 

 

1軍には、試合に出ている選手がいる。

1軍は、プロ野球チームの中で最も上位のチームを指します。

試合に出場する選手たちが所属し、シーズン中の公式戦(リーグ戦やプレーオフ)で戦うためのチームです。

ここでプレーする選手たちは、実力が高く、チームの主力選手で、1軍選手は特に注目される存在です。

 

2軍には、予備の選手や若手選手がいる。

2軍は、1軍の下に位置するチームで、主に予備の選手や若手選手が所属しています。

1軍でプレーするために経験や実力を磨く場所として機能しており、試合に出るチャンスが少ない選手や調整が必要な選手がここでプレーします。

2軍の試合は、1軍の試合よりも注目度が低いですが、ここでの活躍を通じて1軍に昇格するチャンスもあります!

 

1軍と2軍では、普段の活動内容も違う!

<1軍選手の普段の活動>

1軍選手は、プロとして最高レベルで活躍するために、常に実戦に向けた調整パフォーマンス向上を目指してトレーニングを行います。

◆体力・フィジカル調整

  • トレーニングジムでのウェイトトレーニングや体力づくり、ストレッチ、柔軟体操など、体調維持やケガ防止のためのフィジカル面での調整を行います。
  • 鉄棒やマシンを使った筋力トレーニング、バランスを整えるためのトレーニングなどが行われます。

 

◆技術練習

  • 打撃練習(バッティングピッチャー相手に打つ、ティーバッティングなど)や守備練習(フライキャッチ、ゴロ処理、ダブルプレーの練習など)。
  • ピッチャーは投球練習(ブルペンでの投球、シミュレーションなど)。
  • 基本的な技術を維持しつつ、新たな技術の習得にも取り組みます。

 

◆試合の準備

  • 実際の試合に出る選手たちは、試合前に相手チームのデータをもとに対策を練ります。
  • 対戦相手に合わせた戦術やピッチングの練習など、試合に向けた準備を徹底的に行います。

 

◆オープン戦や公式戦

  • シーズン中は、公式戦やオープン戦の出場がメインとなり、実際にプレーしながら調整していきます。
  • 試合の中で自分の調子を確認し、必要に応じて調整を加えることが重要です。

 

<2軍選手の普段の活動>

2軍選手は、1軍に昇格するために実力をつけることが目標で、日々基礎的な練習個別の改善に力を入れています。

◆基礎技術の向上

  • 2軍では、基本的な守備、打撃、走塁などの技術を重点的に練習します。
  • 特に若手選手にとっては、基礎技術を徹底的に身につけることが重要です。

 

◆個別の改善

  • 実力に応じて個別の指導が行われます。例えば、バッティングフォームの改善、投球フォームの修正、守備位置での動きの確認などです。
  • コーチから直接フィードバックを受けながら、自分の弱点を克服していきます。

 

◆実戦練習

  • 実際に試合に出場する機会もあり、2軍の試合や練習試合などで経験を積みます。
  • 2軍の選手は1軍に昇格するため、実戦で結果を出すことが重要です。

 

◆体力作り

  • フィジカル面の強化も重要で、ウェイトトレーニングや走り込みなどで体力を高めます。
  • 2軍では特に体力が足りない選手が多いため、体の成長に重点を置いて練習が行われます。

 

◆1軍昇格を目指したアピール

  • 2軍の選手にとっては、1軍昇格を目指して日々の練習や試合でアピールを続けることが重要です。
  • 監督やコーチからの評価を受けるために、試合で活躍することが求められます。

 

春季キャンプでも1軍と2軍には違いがある。

1軍2軍キャンプ地は通常異なることが多いです。ただし、チームによっては、1軍と2軍が同じ場所でキャンプを行うこともあります。

 

<1軍キャンプ>

  • 場所:メインのキャンプ地(主に本拠地がある場所や有名なキャンプ地)で行うことが多いです。例えば、日本のプロ野球チームであれば、沖縄や宮崎、鹿児島などがよく使われます。
  • 内容:シーズンに向けた本格的な調整がメインです。試合形式の練習実戦形式の練習(オープン戦を見据えたもの)を行い、実力が高い選手同士で集中的にトレーニングを行います。

 

<2軍キャンプ>

  • 場所1軍とは別の場所でキャンプを行うことが一般的です。これも沖縄や宮崎などの別の地で行うことが多く、1軍とは異なるキャンプ施設や、時には専用の施設を使用します。
  • 内容:2軍は、若手選手や実力が少し足りない選手が多いため、基礎的な練習成長を促すための練習がメインとなります。2軍の選手は、1軍昇格を目指して調整を行いますが、主に個別の技術向上や体力強化が中心です。

 

ただし、1軍と2軍が同じキャンプ地を使う場合もあります。

例えば、1軍の主力選手がいるメインのキャンプ地の近くで2軍の選手が調整を行い、時折合同練習が行われることもあります。こうした合同練習で、若手選手は1軍の選手から学ぶ機会を得ることもあります。

 

まとめ

1軍はプロ野球のトップレベルの選手が集まり、2軍はその下の選手たちが成長し、1軍に昇格するために努力する場です。

ちなみに、選手は実力や状態によって1軍と2軍を行き来することがあり、これを「昇格」「降格」と呼ぶことがあります。

 

1軍選手は、実戦に向けた調整や試合準備をしっかり行い、パフォーマンスを維持・向上させることが求められます。

2軍選手は、技術の向上基礎力を鍛えるとともに、1軍昇格を目指して自分の実力を高めるための努力を続けます。

 

春季キャンプでは、1軍と2軍は、通常はキャンプ地を分けることが多いですが、状況に応じて同じ場所で行う(合同練習)場合もあります。

その中で1軍は、シーズンに向けた本格的な調整を行い、2軍は成長のための基礎練習が中心となります。

 

 

さて、春季キャンプも折り返しましたね!

もう少しでシーズンが始まりますよ。

 

《育成》については、また別の機会に書きたいと思います。

 

 

↓この記事を書いた人
ゴリゴリ☆ドラぷ~

【こんな人】
・出身:中国地方、某体育大学、某福祉大学
・年齢:30代後半
・趣味:野球、スポーツ観戦、アニメ・映画鑑賞、スロット

兄の影響で、2歳からバッドを振っていました。
そして小学生から高校生まで野球づけの日々!

大好きな野球について、体育大学卒、元体育教師の立場から、野球を楽しみたい素人さんにでも分かりやすい解説を目指します。

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