長年野球をやっていると、フライを捕ることは簡単で、そんなに難しいと思ったことはありませんでした。
でも最近は、軟式野球でも高校野球でも、フライを捕ることがとっても難しくなっています。
なぜならバットが変わったから。
今回はそのフライについて、ググっと掘り下げていきたいと思います♪
フライとは何か。
フライ=飛球
英語では、fly ballと言います。
フライとは、バッター(打者)が高く打ち上げたボールのことです。
フライはキャッチされたら、アウトになります。
フライの捕球は、勘も大切。
フライを捕球(キャッチ)する時は、バッターが打ったボールをずっと見ているわけではなく
ある程度どこに落ちるか予測した後に、ボールから目を離してスタートを切ります。
その予測をするための判断材料があるんですが…、漫画「メジャー」の夢島編をご存知でしょうか?
そこにも描かれているように
・打球音
・角度
・方向
・風向き などです。
これらを一瞬で判断しなければなりません!
つまり、これらを判断する外野選手の勘が圧倒的に大切ということです。
その他、フライを捕る時には、守備位置についた時に太陽の位置を確認します。
なぜなら太陽(ナイターは照明、ドームであれば天井の色)とボールが被った時には、ボールが見えないからです。
もうホント絶望的な気持ちになります。。
そのためグローブで太陽を隠したり、サングラスでどうにか見えるように試みたりしますが
だいたい無理がありますよね。
たまには神頼みしかない時もあります。
太陽はどうしようもないけれど、照明でボールが被ってしまった時は、球場を作る段階で考えて欲しかった…と本気で思います。
また、ドームの天井が白い球場では打球が消えるため、どうやって捕れば良いかさっぱり分かりません。
さらにはバッターの後ろが白い球場もボールが消えるため、捕れませんね。。
やっぱり野球は難しい。
以前たまたま、千葉マリンスタジアムで見た試合の中で、ファーストフライが
海風の影響でサードフライになった時はびっくりしたなぁ…。
犠牲フライのキャッチはここがポイント!
フライの中でも、よく耳にする犠牲フライ。
犠牲フライとは、
ライトから3塁の間で外野にフライがあがり、ホームベースから外野手がとった位置が遠ければ、ボールを捕った時点で3塁ベースをランナーが踏んで、ボールがホームに返ってくるまでにホームベースに帰れば1点が入るものです。
その1点をとるための重要なポイントは、外野選手の肩の強さです。
強肩かどうかを見定めるには、試合前のノックで外野選手の肩の強さをチェックします。
試合前から勝負は始まっているんですね!!
あとは3塁ランナーの足の速さもポイントになってきます。
足が遅ければ、頑張って走ってもアウトになってしまうので…。
このように、犠牲フライで1点を着実にとるためには、
・試合前での守備の肩の強さのチェック
・外野選手がボールを捕った位置
・ランナーの足の速さ
など、様々な要素が絡み合っています。
つまり、野球はとても頭を使うスポーツということなんですね。
飛距離が出るビヨンドバット
ビヨンドバットをご存知でしょうか?
軟式野球用のバットで、打球部に柔らかい高反発素材を使用されています。
押してみたら、少し柔らかいです。
そして、打つとポコっという音がしただけで、びっくりするくらい飛距離が出ます。
だからこそ前に落ちるのか後ろに落ちるのか分からない…。
全然予測がつかない…。
高校野球でも低反発バットになり、外野選手がフライを捕ることは難しくなったようです。
まとめ
フライの捕球のポイントは、
打球音、角度、方向、風向きを一瞬で判断して、予測地点まで走る。
犠牲フライでは、
相手チームの外野選手が強肩かどうか、3塁ランナーが足が速いかどうか
これをチェックしておく。
ビヨンドバットを使われると、予測を立てづらい。
太陽や照明などで、ボールが見えなくなることもあるので、捕球が難しいこともある。
勘が働くように、まずは捕る練習を!ファイトー!!
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