【雑学】打順の役割と指名打者。

野球

大谷選手の活躍が目覚ましいですね!

二刀流復帰も期待されていますが、ちょっともう色々凄すぎて訳がわかりませんね。。

 

ドジャースに入団し、”ベッタニマン”と称され

2番DH(指名打者)としてバッターボックスに立ちました。

それが、ベッツ選手が骨折の治療で外れている今では、1番打者として起用されていますね。

 

この『打順』について、なぜ『打順』が決まっているのか

どういう理由でその順番を与えられたのか

考えたことはありますか?

さらには指名打者制度を導入していたり、いなかったり…

今回は、打順と指名打者についてお勉強しましょう!

 

 

なぜ『打順』が決まっている?

野球は9人制です。

「○○ナイン」なんて言われますよね。

9人でどうやって勝ちにいくのか、チームの戦略がこの打順にも表れます。

そしてその打順は、選手の個性や能力を最大限に発揮できるように決められるんです!

 

野球は、上位打線→中軸(クリーンナップ)→下位打線というように、試合は展開されます。

上位打線(1・2番)でチャンスメイク☆

中軸(3・4・5番)ではランナーをホームに帰すことを目的とし、

下位打線(6・7・8・9番)ではまた1番に繋げるような試合の流れを作ることが基本です!!

 

さてここからは、もっと具体的に見ていきましょう。

 

 

上位打線(1・2番)でチャンスメイク☆

1番 <例:イチロー、ベッツ、ヌートバー、大谷>

やっぱり1番の仕事は、塁に出ることです。そうじゃないと試合が始まりませんよね!笑

・ヒットを打つ
・選球眼が良く、フォアボール(※)での出塁が期待できる他には、
・走力がある(=俊足ランナー)
※フォアボールとは、四球(ボールが4回)のこと。
 フォアボールになると、押し出しで出塁となる。
2番 <例:大谷>
もともとは1番と中軸の繋ぎとして、やはり出塁することが求められていました。
そういう意味では、送りバントなどの小技に長ける選手も適しています。
ただ最近は、セイバーメトリクス(統計学により客観的に分析し、選手の評価や戦略を考える分析手法)により、
送りバントなど”わざわざアウトを増やす非効率なプレー”をすることは不要と考えられ
だんだんと2番の役割が変わってきています。
・長打率が高い
・強打者
・堅実なプレー(送りバントなど)ができる
※長打率とは、1打席あたりの塁打数の平均のこと。

中軸(3・4・5番)で、ランナーをホームに帰す!

3番 <例:柳田、フリーマン>
上位打線+中軸の役割が合わさっているポジションです。
ということは、やっぱり打てなくてはいけませんし、4番打者に繋ぐためには出塁することも重要ですね。
・長打力がある
・出塁できる
・チャンスでランナーを帰す勝負強さ

4番 <例:岡本、村上、長嶋、落合、原>

日本では、打順の核となるポジションで、昔は花形と言われていました。

しかしメジャーでは、ベッタニマンと言われていたように、1・2・3番が重要視されています。

・ホームランバッター
・チャンスに強い
・敬遠(故意四球)など警戒されることが大きいため、フォアボールの処理がうまい
5番
4番の次ということで、さらなるダメ押し点を狙いたいポジションです。
4番が帰せなかったランナーをホームに帰したい…!
そういう意味では、1番タイプの打者をおいて、もう一度チャンスメイクといきたいところです!
・長打力がある
・チャンスに打てる勝負強さがある

下位打線(6・7・8・9番)で、1番に繋げる。

6番

中軸(クリーンアップ)で塁に残ったランナーを、ホームに帰したいところです。

・打撃&走塁が平均的にできる
7番
ここは、打線の中で2つ目のクリーンナップといったところですね。
つまりは1番と2番を兼ねるようなタイプの選手が適しています。
・長打力よりミート力!

 

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さて、打順も最後の方になると、打席に入る回数も減ってきますよね。

そう考えると、バッティングが苦手な選手がこの辺りにポジショニングされたり

キャッチャーやピッチャーが入ることが多いです。

つまり守備重視の選手ですね!

 

また、日本の『パ・リーグ』ではDH(指名打者)制が取り入れられていて

8・9番に指名打者が入ることもあります。

 

<DH:指名打者>とは、こんな人。

日本のパ・リーグでの指名打者(DH:Designated Hitter)とは、

試合ごとに1名指名され、ピッチャーの代わりに打席に立つ攻撃専門の選手のことです。

指名打者の役割は、簡潔に言って結果を残すことです。

 

指名打者に向いている選手は…
☆打撃力が優れていて、守備は苦手。
☆長打力があり、攻撃専門の外国人選手。

 

もう少し詳しくみていくと…

・打順固定され、守備につくことはない。

・代打もしくは代走として、DHと交代できる。
→ただし、守備についていない選手。

・ポジションに関係なく、指定して良い。
→投手も可!

・指名は義務ではない。
→ただし、試合開始の時に指名していないとDHとして使えない。

・指名打者は途中解除して良い。
→ただし、再度DHとして起用することはできない。

・最低1回は打席を完了しないといけない。
→相手チームの先発投手が交代した場合は、この限りではない。

 

メジャーリーグでは(大谷選手は別として)、投手が打席に立つ機会は、ほぼ消滅しています。

 

 

 

 

↓この記事を書いた人
ゴリゴリ☆ドラぷ~

【こんな人】
・出身:中国地方、某体育大学、某福祉大学
・年齢:30代後半
・趣味:野球、スポーツ観戦、アニメ・映画鑑賞、スロット

兄の影響で、2歳からバッドを振っていました。
そして小学生から高校生まで野球づけの日々!

大好きな野球について、体育大学卒、元体育教師の立場から、野球を楽しみたい素人さんにでも分かりやすい解説を目指します。

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